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今回は、職業解説記事の第十九弾！
解説していくのは”海上自衛隊員”です！
それでは、海上自衛隊員について次の項から解説していきます！
この記事は、Wikipediaを参考に作成しています。
海上自衛隊員って何？
海上自衛隊員とは、海上自衛隊に所属する防衛省の職員です。
『クトゥルフ2020』での定義は不明ですが、法的には、自衛隊員は自衛隊に所属する防衛省の職員であり、自衛官は自衛隊員の中で武装して戦闘に従事する要員と定められているので職業的に見ると武装の有無は関係ないと考えられます。
海上自衛隊員になるには？
海上自衛隊員になるには、主に以下のような方法があります。
- 自衛官候補生として採用される
- 一般曹候補生として採用される
- 航空学生として採用される
- 一般幹部候補生として採用される
- 防衛大学校学生として採用される
- 技術海曹として採用される
- 貸費学生として採用される
自衛官候補生として採用される
自衛官候補生として、自衛官となるために必要な教育訓練を受け、二等海士として任官します。
3か月間の教育を経て任官するため最年少は18歳となります。
2年9か月を1任期とし、それ以降は民間に就職するか自衛官を継続するかを選択することになります。
一般曹候補生として採用される
一般曹候補生として、二等海士に任官します。
士の階級で選考を受け、合格すれば曹の階級に昇任することになります。
最年少は18歳となります。
航空学生として採用される
航空学生として2等海士に任官します。
士の階級になった後は、自動的に昇任していくことになります。
最年少は18歳となります。
一般幹部候補生として採用される
一般幹部候補生として教育を受けた後に3等海尉(院卒者は2等海尉)に任官します。
教育期間は1年間であるため、任官時の最年少は23歳となります。
防衛大学校学生として採用される
高校卒業後、防衛大学校を卒業した後に幹部候補生学校で教育を受け、3等海尉に任官します。
教育期間は1年間であるため、任官時の最年少は23歳となります。
技術海曹として採用される
20歳以上の有資格者が採用されることになります。
資格によって階級が異なります。
3等海曹が20歳以上、2等海曹が21歳以上、1等海曹が23歳以上、海曹長が30歳以上となります。
貸費学生
大学・大学院在学中の者で自衛隊の入隊希望者に対して学資金が貸与される制度です。
入隊後は幹部候補生となります。
海上自衛官の職域
射撃・水雷
魚雷等の武器やソナー等での潜水艦の捜索・攻撃・整備を行います。
通信
通信や暗号の作成及び翻訳、機材の操作整備を行います。
気象・海洋
気象観測や天気図の作成等を行います。
航海
艦艇の艦橋で航海に関する業務を行います。
地上救難
基地内や基地周辺での事故に対する救難活動を行います。
給養
食事の調理等を行います。
飛行
ヘリコプターや哨戒機の搭乗員として飛行任務を行います。
機関
エンジン等の機関の運転・整備等を行います。
経理
給与等の計算や物品調達等を行います。
航空管制
航空機の無線やレーダー等での誘導を行います。
航空機整備
航空機の機体、エンジン及び計器等の修理・整備を行います。
潜水
潜水し、機雷等の爆発物の処分を行います。
施設
国有財産の管理・運用や工事・器材の設備を行います。
音楽
音楽演奏を通して隊員の士気高揚を行います。
衛生
病院における医療や健康管理、身体検査等を行います。
機雷掃海
機雷探知機や掃海具を使用して機雷の処分等を行います。
海上自衛隊の階級
二等海士
二等海士は、自衛隊候補生が教育を終えた後に任官する階級です。
最年少は18歳となります。
一般曹候補生もこの階級から始まります。
最年少は18歳となります。
航空学生もこの階級から始まります。
最年少は18歳となります。
一等海士
一等海士は、二等海士として9か月経つと自動的に昇任します。
最年少は19歳となります。
一般曹候補生は、二等海士として6か月経つと一等海士に昇任します。
最年少は18歳となります。
航空学生は、二等海士として6か月経つと一等海士に昇任します。
最年少は18歳となります。
海士長
海士長は、一等海士として1年経つと自動的に昇任します。
最年少は20歳となります。
一般曹候補生は、一等海士として6か月経つと自動的に昇任します。
最年少は19歳となります。
航空学生は、一等海士として6か月経つと自動的に昇任します。
最年少は19歳となります。
3等海曹
3等海曹は伍長に相当する階級です。
海士長が選考を経ることによって昇任することができます。
一般曹候補生は、海士長として1年9か月経ち、選考に合格することで昇任します。
最年少は20歳となります。
航空学生は、海士長として1年経つと自動的に昇任します。
最年少は20歳となります。
この階級から始まる技術海曹は最年少が20歳となります。
2等海曹
2等海曹は軍曹に相当する階級です。
この階級から始まる技術海曹は最年少が21歳となります。
1等海曹
1等海曹は曹長に相当する階級です。
この階級から始まる技術海曹は最年少が23歳となります。
海曹長
海曹長は上級曹長に相当する階級です。
この階級から始まる技術海曹は最年少が30歳となります。
准海尉
准海尉は、准士官や准尉、特務曹長等に相当する階級です。
経験豊富で優秀な現場要員がこの階級に辿り着きます。
主に幹部を補佐する役目を持っています。
3等海尉
3等海尉は、少尉に相当する階級です。
一般曹候補生は、曹として4年経つと幹部候補生部内選抜試験を受けられるようになります。
選抜試験に合格し、幹部候補生学校での教育を終えることによってこの階級に任官することができます。
最年少は26歳程度と考えられます。
航空学生は、飛行幹部候補生として訓練を受けることになります。
3等海曹から順次昇任していき、採用から6年後に3等海尉の階級に昇任します。
最年少は24歳となります。
一般幹部候補生、防衛大学校卒業生は、幹部候補生学校で1年間の教育を受けた後に3等海尉として任官することになります。
最年少は23歳となります。
技術海曹は、任官後4年間でこの階級になる試験を受けられるようになります。そのため、最短で合格した場合、最年少は25歳となります。
2等海尉
2等海尉は、中尉に相当する階級です。
一般幹部候補生のうち大学院卒業生は、幹部候補生学校で1年間の教育を受けた後に2等海尉として任官することになります。
最年少は25歳となります。
1等海尉
1等海尉は、大尉に相当する階級です。
3等海佐
3等海佐は、少佐に相当する階級です。
2等海佐
2等海佐は、中佐に相当する階級です。
1等海佐
1等海佐は、大佐に相当する階級です。
海将補
海将補は、少将に相当する階級です。
海将
海将は、中将に相当する階級です。
幕僚長たる海将
幕僚長たる海将は、大将に相当する階級です。
幕僚長は、参謀本部に相当する幕僚監部という機関のトップです。
海上自衛隊の主要な部隊
自衛艦隊
護衛艦隊
護衛艦やその他の艦艇を主力とした中核部隊です。
航空集団
哨戒機による航路上の哨戒や不審船の監視を行っています。
潜水艦隊
潜水艦を中心に編成された艦隊です。
掃海隊群
海上の地雷である機雷を処分したり敷設したりする艦隊です。
艦隊情報群
海上自衛隊唯一の情報専門部隊です。
海洋業務・対潜支援群
対潜水艦作戦に必要な日本近海の海洋データや水中の音響資料等を護衛艦や航空機に提供することを目的とした部隊です。
開発隊群
海上自衛隊の研究開発専門部隊です。
特別警備隊
海上自衛隊の特殊部隊です。
横須賀地方隊
岩手県以南三重県以東の太平洋を警備区域としている部隊で後方支援も担当しています。
佐世保地方隊
対馬海峡の警戒監視や南西諸島などの島嶼地域の防備を担っています。
呉地方隊
沖ノ鳥島と瀬戸内海、一部の太平洋を警備区域としています。
舞鶴地方隊
日本海の中部域の防衛警備を担当しています。
大湊地方隊
北海道及び青森県以北の海域の防衛警備を担当します。
教育航空集団
航空機の操縦士や戦術航空士等を養成する組織です。
練習艦隊
遠洋練習航海を行う部隊です。
システム通信隊群
海上自衛隊の通信統制や通信基盤の維持管理を行う組織です。
海上自衛隊の主要な施設
海上自衛隊幹部学校
海上自衛隊の幹部養成を目的とした学校です。
海上自衛隊幹部候補生学校
海上自衛隊の幹部候補生養成を目的とした学校です。
海上自衛隊第1術科学校
艦艇術科教育を担当している学校です。
海上自衛隊第2術科学校
機関や情報・外国語等の教育訓練を担当している学校です。
海上自衛隊第3術科学校
航空機関係や航空基地関係の教育訓練を担当している学校です。
海上自衛隊第4術科学校
経理・補給・給養・監理等の教育訓練を担当している学校です。
海上自衛隊補給本部
海上自衛隊の後方支援任務の中心で、海上自衛隊の装備品や部品、弾薬等の調達、整備を実施しています。
海上自衛隊員の能力
- 射撃・水雷：砲、機械修理
- 通信：電子工学、科学(暗号学)、電気修理
- 気象・海洋：自然、科学(天文学)、コンピューター
- 航海：操縦(船舶)、ナビゲート
- 地上救難：重機械操作
- 給養：芸術/製作(料理)
- 飛行：ナビゲート、操縦(民間ジェット機)、操縦(ヘリコプター)
- 機関：機械修理、電気修理
- 経理：経理
- 航空管制：ナビゲート、電子工学
- 航空機整備：機械修理、電気修理
- 潜水：水泳、ダイビング
- 施設：機械修理、電気修理、重機械操作
- 音楽：芸術/製作(吹奏楽)
- 衛生：医学、応急手当、科学(生物学)
- 機雷掃海：芸術/製作(掃海)、操縦(ボート)
海上自衛隊員の職業技能については、『新クトゥルフ神話TRPGクトゥルフ2020』を参照ください。
探索や戦闘での扱い方
海上自衛官は、海上における治安維持や防衛を担当する職業です。
軍艦に乗って広い海を渡り、海上における情報収集を行うことが可能です。仮に敵に遭遇した場合は、砲やミサイル、積載している艦上機で応戦することが可能です。
陸上自衛官とは違い、海上に特化した組織なので陸上での探索には不向きです。しかし、戦闘においては、白兵戦での戦闘訓練や銃器の扱いに関する訓練を受けているため、有利に進めることが可能です。
最後に
いかがでしたでしょうか？
今回は、『新クトゥルフ神話TRPGクトゥルフ2020』に載っている職業サンプル”海上自衛隊員”について解説させていただきました。
この記事が、皆さんのTRPGライフをより楽しいものにする手助けができればとても嬉しいです。
最後に私の活動についてお話しさせていただきます。
私は以下のチャンネルでTRPG配信や歌ってみた動画の投稿などを行っています。
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本記事は、「編：坂本 雅之/アーカムメンバーズ」「著：寺田 幸弘、皐月野 鶯、瀬戸 エイジ、ほか」、または「株式会社KADOKAWA」「株式会社アークライト」に権利が帰属するクトゥルフ2020』の二次創作物です。
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